美味いものを腹いっぱい、こだわりのA5飛騨牛ステーキ。栄太郎の夕食

美味いものを腹いっぱい、こだわりのA5飛騨牛ステーキ。栄太郎の夕食

美味しいものをお腹いっぱいに食べたいのなら。最高級A5ランク飛騨牛のサーロインステーキが自慢の料理宿の夕食。

「美味いものをお腹いっぱい」がコンセプトの山のよろこびお宿栄太郎。旅館の多い奥飛騨エリアで最高評価(楽天トラベル)を獲得している料理だ。

初めて宿泊する人で食べ切れる人は少ないのではないかと思う程のボリューム。しかもその料理のただ1つとして手抜きと感じるものがない。料理が美味しい宿と絶賛されるのも納得の内容だ。

まずは日本酒を山ぶどうで割った食前酒を口にして食欲を掻き立てる。この山ぶどうは館主自ら山で採取し濃厚なエキスを抽出したもの。食前酒にも妥協を許さない料理宿の誇りを着席したその瞬間から感じられる。

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A5ランク飛騨牛サーロインステーキ

A5ランクの飛騨牛

最高ランクであるA5ランクの飛騨牛はサシの脂に独特の甘みがある。飛騨焜炉を使用し炭火で焼くことで旨味を逃さず中に閉じ込め、口に入れたときの味の広がりが奥深くなる。

A5ランク飛騨牛を朴葉の上でじっくりと焼き上げる

分厚い飛騨牛ステーキ

栄太郎では奥飛騨の郷土料理で使用される朴葉の上で飛騨牛ステーキを焼く。こうすることで朴葉の香りが飛騨牛と絡み合い、口に入れると芳醇な香りが鼻にぬける。A5飛騨牛サーロインは脂のサシが多く見事な霜降り。脂の甘みをより美味にさせるのが料理宿栄太郎自慢の特製味噌。

甘辛い味噌と一緒に食べるとより飛騨牛の甘さが引き立ちごはんが進む。脂と味噌が合わさることでまろやかな風味になり、脂身が苦手な人でも飛騨牛を美味しく食べることができる料理のプロならではの提案だ。

焼いた飛騨牛ステーキに味噌をつけて食べてもよし、味噌をつけて焼いて香ばしい風味をたのしむもよし。自分好みの味付けで極上のステーキを堪能できる。

馬刺し(桜肉)

桜肉の馬刺し

栄太郎の夕食の最初に出される料理で多くの人の舌を唸らせるのがこの馬刺し。皿に敷き詰められた馬刺しは口の中に入れた瞬間に蕩ける。

馬刺しの下に敷いてある生タマネギとおろしにんにくをつけて食べるのが栄太郎のおすすめ。桜肉の甘みと薬味の辛さ、そして玉ねぎのシャキシャキとした食感とその食べやすさ、何枚でも食べられる。

前菜と馬刺しを食べると、これから出る数々の料理への期待が膨らむこと間違い無し。

鮎の塩焼き

鮎の塩焼き

できたてを提供するのが栄太郎のこだわり。厨房で焼き上げた鮎をアツアツの状態で出してくれる。絶妙な塩加減で頭からカブリつくことができる。渓流釣りのシーズンになると栄太郎館主自ら釣り上げた天然のイワナが提供される。北アルプスの中央ににあり、自然豊かな平湯温泉ならではの心意気だ。

旬の野菜と鮎の天ぷらの餡掛け

鮎の天ぷらの餡掛け

まず栄太郎の天ぷらはとても美味しい。時間がたってもカリカリで中がふわふわ。料理人の腕の良さを感じることができる。それを出汁にとろみをつけた銀餡をかけていただく。山岳地の地元の野菜を使うので季節によって内容が変わるが、特徴的なのが平湯温泉の周辺で採れる宿儺(すくな)かぼちゃの天ぷら。甘すぎないさっぱりとした味が特徴で、天ぷらにしたときの食感と和風出汁の餡との相性が抜群だ。

ここでも鮎などの川魚の天ぷらが出てくる。塩焼きと天ぷらではこうも味や食感が違うのかと驚くこと必至。

煮物の炊き合わせ

炊き合わせ

鶏のうま煮、宿儺かぼちゃの煮物、ナスと高野豆腐を料理師範の肩書を持つ館主が匠の技術で調理。特に野菜は素材の味を活かした繊細な味付け。山菜をメインとした栄太郎の夕食、同じ食材でも調理方法により野菜の旨味を変幻自在に味付けする。

豚と鶏団子のせいろ蒸し

肉の蒸し上がる香り

前菜を食べ終わりると中居さんが火を入れてくれる。暫く待つとせいろから食欲をそそる肉の蒸し上がる香りが立ち上がる。

蓋をあけると湯気の中から柔らかく蒸しあがった地産の飛騨ケン豚の肉と鶏団子の登場。自家製ポン酢でさっぱりと食べる。ポン酢が香り豊かで口の中がスッキリするので、箸休めとして飛騨牛ステーキや馬刺しなど脂がのった料理の次に食べるのもおすすめだ。

旬の山菜の茶碗蒸し

茶碗蒸し

旅館の夕食で熱々の茶碗蒸しを食べたことがある人は意外とすくないのではないだろうか。料理自慢の栄太郎は山の幸をふんだんに使った豪華な茶碗蒸しはできたての状態で出してくれる。熱い状態で食べるからこそ三つ葉の爽やかな香りが楽しむことができる逸品。

山菜釜飯

山菜釜飯

夕食に白米はなく山菜の釜飯。栄太郎キャッチフレーズ「山のよろこび」のコンセプトを貫いている料理といっても過言ではないかもしれない。

地産の山菜と鶏肉から出る出汁で炊き上げる釜飯は絶品の一言。山菜の芳醇な香りと繊細な味、上品な出汁の風味とおこげの香ばしさ。これが組み合わさったら美味くないわけがない。山菜釜飯を食べはじめたらすぐに味噌汁とお新香を出してくれる。どのくらいのペースで食事をすすめいるのかを中居さんが見ていてくれて、適切なタイミングで料理を出してくれる。やはりここは本気の料理宿だ。

ココナッツプリン、コーヒーゼリーをのせて

絶品ココナッツプリン

食事の締めを飾るのは自家製のココナッツプリン。正統派の「美味いもの」で直球勝負で我々をノックアウトいた最後に変化球を投げてくる。お宿栄太郎2代目は「偶然の産物」と謙遜するが、ココナッツプリンにコーヒーゼリーをのせるという発想がまず思い浮かばない。

半信半疑で口にするとびっくりするくらい相性がよい。豊富に入っている果物が絶妙。少しだけ酸っぱさの残る甘さであるキュウイやイチゴが口の中で心地よい。女性はもちろん、甘いものが苦手な男性でも美味しく食べられる。

栄太郎の料理は順番に食べていくと最後はA5ランク飛騨牛ステーキと山菜釜飯だ。食べ終わると口の中をさっぱりしたい気持ちになる。そんな気持ちを当然のように汲み取り、さっぱりした甘みの中に少しだけビターなコーヒーの風味がのったスイーツがやってくる。最高だ。

「山のよろこび」に偽りなしの料理

栄太郎の料理の特徴に海産物がないことがあげられる。飛騨牛、鮎や岩魚、山菜と奥飛騨と山の恵みの献立だ。地産地消の食材を見事に調理仕切る技術は流石岐阜の料理師範。

登山者の気持ちを誰よりも汲み取り、登山愛好家や山岳事業者に愛される栄太郎であるが、食の面でも山の素晴らしさを伝えようとする気持ちを受け取ることができる。まさに「山のよろこび」を感じる一席であった。

栄太郎のビールジョッキ

スイスの人気アウトドアブランドであるMAMMUT(マムート)。120の歴史を持つ世界の中でも老舗のブランド。そのビールジョッキで生ビールを楽しむことができ日本の旅館で唯一が栄太郎。栄太郎は槍ヶ岳や穂高の登山拠点地である平湯温泉の中でも人一倍登山者の支援に力を入れている。そして館主もクライマーであることから登山者がどのような料理を望んでいるのかも自身の経験から知っている。

登山を食と宿泊の面から支援する気持ちにマムートが共感し、下山後のお客様が食事をしながら山の話を楽しめるようにと栄太郎 × マムートのコラボジョッキが誕生した。

春は山菜の天ぷらが食べ放題
5月の山菜の季節になると館主自ら山に入り採取したとれたての山菜の天ぷらが食べ放題だ。大量の山菜が乗ったかごをドンっと置かれて「どれ食べますか?」と聞かれる。食べたいものを食べたいだけ注文すればその場で料理長である館主と二代目が匠の技術で天ぷらに調理する。「天ぷらは揚げ物ではない、蒸しものだ」という2人の料理人の腕は確かで、長時間おいてもカリカリの衣で中はふわふわだ。

秋はきのこ鍋プランが登場する
「山のよろこび」をお客様に感じてもらうサービスに妥協はない。秋になれば館主の豊富なキノコの知識が本領発揮する。地産の様々なキノコをふんだんに使ったキノコ鍋は、それを目当てにするお客様が殺到する。自然もの故にキノコが採れない日が出せないことから、キノコ鍋の提供状況を確認する電話が尽きないほど、それが秋の栄太郎の風物詩となっている。

栄太郎の詳細と宿泊について

日本一の登山者に愛されている宿、山の喜びお宿栄太郎(以下栄太郎)。美味いものをお腹いっぱい食べたいなら最有力候補に上がる平湯温泉の唯一の料理宿。

栄太郎 夕食(飛騨牛)

美味いものを腹いっぱい食べて欲しい
A5ランク飛騨牛ステーキ、馬刺し、豚と鶏のせいろ蒸し...。旬の野菜の天ぷらに地元の岩魚の塩焼き。できたてをお客様に出す作法に料理宿のこだわりを感じる。そしてその料理の1つとして手抜きがない。多くの旅館に宿泊した経験のある人ほどこの凄さが分かると思う。

館主坂巻光弘氏は、元は流れ板であり登山愛好家。そして平湯に流れ着いたときに北アルプスの山々に惹かれて老舗旅館の料理長となるまで研鑽を重ねた。その後「自分と同じく山を愛して人に、美味しいものをたくさんたべさせてあげたい」その信念から「山のよろこびお宿栄太郎」を平湯温泉に開業した。

宿のWebサイトはこちら 【住所】〒506-1433 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯649 

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山岳温泉豪平湯温泉の魅力

平湯温泉から登る北アルプスの名峰 平湯温泉から登る北アルプスの名峰 | 平湯温泉-山岳温泉郷

北アルプスの名峰の登山拠点地であり、登山愛好家を始め山岳の自然を求める人が訪れる秘境の温泉街。北アルプスの十字路と呼ばれる山岳温泉郷平湯温泉は、北アルプス登山拠点地として多くの登山者が訪れる。奥穂高岳・槍ヶ岳、上高地・涸沢カール・乗鞍岳の名峰の魅力をお伝えします。

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山々と湯に抱かれ癒され、大地の恵みである山菜や岩魚、飛騨牛に舌鼓をうつ。喧騒を忘れたゆっくりとした時間を楽しむことができる。散策で上高地や乗鞍岳。登山で飛騨山脈。山を愛する全ての人の心を満たす山岳温泉郷平湯温泉。