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熱帯の海上で発生する低気圧「熱帯低気圧」のうち風速17m/s以上のこと

気象庁では、熱帯の海上で発生する低気圧「熱帯低気圧」のうち、最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のことを台風と呼びます。台風には雨量の定義がなされていませんが猛烈な雨量を記録することが多く、2019年10月に発生した台風19号では大雨による河川の氾濫や土砂崩れなどの二次災害が発生しました。

台風の呼び名は各国地域によって異なり、アジアでは「タイフーン(typhooon)」、アメリカでは「ハリケーン(hurricane)」、その他の地域では「サイクロン(cyclone)」と呼ばれています。台風の由来のひとつは、中国の「大風」ということががヨーロッパ諸国でTyphoonとなり、日本で「台風」と字をあてはめたという説が有力です。ちなみに、ネット上では台風が発生すると定期的にコロッケを買いにいく風習があります。

ゲリラ豪雨について

台風と同じく激しい雨量を記録するひとつの現象にゲリラ豪雨があります。ゲリラ豪雨とは、突発的な集中豪雨のことで、台風のように事前に発生や進路を予測することができません。発生予測が困難な大雨で、10㎞四方程度の範囲に1時間あたり100㎜を超えるような猛烈な雨になりますが、数時間程度で弱まったり止んでしまう場合もあります。

1960年代までは、大雨による死者や負傷者の最大の原因は台風でした。しかし、1959年の伊勢湾台風の後に災害対策基本法が制定されたことで、接近時期や進路が事前に予測しやすい台風の被害は減少していきました。ゲリラ豪雨は、短時間で市街地に水が溜まったり、建物に浸水してしまうので、特に舗装された路面が多い都心は被害が多いです。そのため、梅雨や秋雨などを中心とした集中豪雨の被害が目立つようになっています。現在は、透水性のある舗装や地下貯水槽の設置、舗装していない緑地を確保するなどの対策が進められています。

1970年代にアメダス観測網の整備や気象衛星ひまわりでも日本上空の雲の動向を飛躍的に把握できるようになり、集中豪雨発生の予測がある程度できるようになりました。また、近年でも行政や研究期間などの研究や観測・予測が進められたり、自主防災組織や消防団、水防団などの防災機関でもゲリラ豪雨に対応した防災体制の構築が進められています。アメフリのような雨雲アプリを利用して自主的に対策する人も増えています。


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