複数の写真を一枚の写真に合成する手法です。その歴史は古く、写真を現像する際に複数のネガを重ね切り貼りする手法や、撮影時に複数のシーンを多重露光しフィルムに焼き付ける手法があります。近年では、デジタル化によってネガを使わずパソコン上で合成したり、カメラ側の機能で自動的に合成できたりと、身近なものになっています。

ぱくたそでは、このフォトモンタージュ写真のカメラマン カズキヒロさんの作品をフリー素材で公開しています。

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満月を背に(フォトモンタージュ)

幻想的でメッセージ性のある作品が特徴です。

フォトモンタージュの歴史ー芸術性

フォトモンタージュの歴史は古く、ネガを合成させるという技法だけに目を向ければ、19世紀後半に複数の写真を使用して作られた合成写真が存在しています。代表的な作品は、 オスカー・グスターフ・レイランダーの「人生二つの途」です。

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Датотека:Oscar-gustave-rejlander two ways of life (HR, sepia).jpg -- Vikipedija, slobodna enciklopedija

フォトモンタージュという技法が生まれた背景には、「写真」を「芸術作品」として世間に認めてもらおうとした写真家たちの努力が大きく、19世紀後半「ピクトリアリズム」という写真を絵画のように組み合わせる技法によって、新しい写真の世界が切り開かれていきます。

フォトモンタージュの歴史ー風刺

20世紀のヨーロッパでは、超現実を表現する手法として、政治批判の風刺画にフォトモンタージュが用いられるようになります。写真を芸術作品として昇華するために確立された「ピクトリアリズム」とは目的が全く異なります。ベルリンの写真家、ジョン・ハートフィールドと、同じくドイツ出身の画家ジョージ・グロスが発表した作品は社会風刺の代表的なフォトモンタージュ作品です。

Google画像検索: ジョン・ハートフィールド

現代のフォトモンタージュ

これまでの歴史から、フォトモンタージュは芸術や風刺が根底にある作品性の高いものばかりと思われがちですが、現代の私達の生活で目にしないことはほとんどありません。

写真とCGを組み合わせて作られたフォトモンタージュがいい例です。CGで作り出したオブジェクトを、実際の写真と組み合わせ合成します。CGを作る技術も必要になるため、制作コストは高くなりますが、まるで本物であるかのような写真に仕上がります。映画のポスターや不動産のチラシなどによく使われています。

コラージュとフォトモンタージュ

「フォトモンタージュ」という言葉を聞き慣れていない人でも、「コラージュ画像(コラ画像)」という言葉なら想像できる人も多いでしょう。コラージュとは、フランス語で「糊付け」という意味で、複数の写真を切り貼りするという手法からフォトモンタージュもコラージュの一種として捉えられています。

アイドルや女優の「顔」と別の「体」を組み合わせたアイコラ(アイドルコラージュ)や、パブリックドメインを使った芸術性の高いコラージュ作品、警察が証言をもとに犯人の顔を再現するモンタージュなどがあります。

フォトモンタージュの作成方法

冒頭でも説明したように、写真のデジタル化に伴い、ネガを組み合わせたり、写真自体を切り貼りしなくても、データ上でフォトモンタージュは作れます。

カメラ側の機能で多重露光を行い、自動的にフォトモンタージュを作り上げる方法の他に、パソコン上で作成する場合は、Photoshopなどの画像加工ソフトを利用します。使用したい画像をトリミングし他の画像に配置、アルファ値を変更して透過効果を加えることで完成します。

作家がイメージする構図によって作品がガラリと変わるので、現実的にありえない構図を作ったり

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都会を泳ぐ魚(フォトモンタージュ)

まるで本物の写真のように組み合わせることもできます。

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秋桜のフォトモンタージュ

ぱくたそにおけるフォトモンタージュ

ぱくたそでは、カズキヒロさんが制作したフォトモンタージュ作品を多数掲載しています。芸術としてのピクトリアリスム的技法と、超現実主義としてのシュルレアリスムの視点が加わった作品に仕上がっています。現代ならではの技法で作成されたフォトモンタージュ作品をぜひご利用ください。

フォトモンタージュのフリー写真素材

カズキヒロさんのインタビュー記事もブログで掲載されています。 こちらからご覧になれます。