2023年の年間でアクセス数・ダウンロード数が多かった人気の写真素材をまとめまし...
ぱくたそ運営管理人のすしぱくです。
前回ブログに書いた「AIによる画像の自動生成「Midjourney」で写真素材を使ってみた」の記事を読んだユーザーから『写真をベースに呪文を唱えることで、理想の絵が生成されやすくなる』といったコメントをいただきました。
これは元になる写真を指定して詠唱した方が
ゼロから呪文を唱えるより効率的だという話です。
AI画像生成を率先して使っている「エリーさん」に質問してみたところ、呪文だけで理想の画像を生成するのは難しく、たとえば「虹がかかる」と「虹が見える」は同じ意味合いでも生成される画像が違うため、何度も呪文をかけ合わせ試行錯誤しながら理想の絵に近づけていくとのことです。
ちなみに詠唱一発でうまくいった画像がこちら(詠唱内容は企業秘密です)
そろそろmidjourneyの課金が切れるんだけど
-- エリー (@writtenbyelly) September 17, 2022
更新したくなっちゃうなぁ...
これは魔法使いの実験室。 pic.twitter.com/HExA5Na2V7
このクオリティの画像が一発で生成されたらテンションあがりますね。
前回の記事でも紹介したように、ぱくたその写真素材を利用して詠唱した場合
「Midjourney」でエリーさんに教えてもらった呪文「underwater forest」を詠唱してみました。
-- すしぱく (@susipaku) September 7, 2022
生成された草木の描写の美しさよ。
使用した写真素材:白樺の林を縫う小道の写真素材https://t.co/qvl6yVC4ez
師匠: @writtenbyelly pic.twitter.com/9sZUGLvebv
このように元のイメージを受け継いだ画像が生成されます。
夜空に花火を打ち上げたり、一面を星空に変えたり、実際に撮ることができない空想(妄想)世界を作りだせるわけです。
地方自治体とコラボした観光地の写真素材を元にAIが創造した世界観の画像が作れないかと試してみました。使用した写真素材は、2022年4月に福岡県直方市さんと施策した「福岡県北部にあるハートの型をした「直方市(のおがたし)」の観光地の写真素材」の企画です。
ここでリリースされた写真素材の中から「直方チューリップフェア2022と特徴的な大きなクスノキ」を元に
様々なシチュエーションの呪文を組み合わせて生成してみました。
一面に咲くチューリップ畑に虹がかかる様子
チューリップが100万本では収まらない数になってるフェアの様子
花火が打ち上がるチューリップフェアの様子
このように実際の写真を元にすることで、組み合わせたい呪文を使って新しく創造した世界を作り出すことができます。
■ 画像生成に協力していただいた「エリーさん」さんのコメント
『今回は見本の写真にそって、時間・天候が異なる様々なイメージを生成しました。 短時間でバリエーション豊かに作り出すことができるのが、AI自動画像生成の面白さですよね。』
■ 直方市商工観光課さんのコメント
『直方市では二大イベントとして、「のおがたチューリップフェア」と「のおがた夏まつり」があります。 今回AI画像の中に、まさしく2つを融合させたような写真があり、観光の新たな可能性を感じました。 また、のおがたチューリップフェア2023では20万球のチューリップを予定していますが、AIでは100万本以上に...。 より盛り上がるイベントとなるよう今から気合が入ります! AI技術を活用することにより、今までと一風変わった直方観光のPRができそうです。』
■ 直方市DX推進事務局さんのコメント
『呪文を唱える事によって、既にある見慣れた映像がどのように変化して現れるか...見なれているのに想像がつかない世界が現れると楽しいですね。
また、楽しいだけではなく、地域の未来も考えられるので、ゲーム感覚で学べ様々な想像や会話が膨らみそうだと思います。「花火=夏」としか思ってなかったけど桜と花火とか、チューリップと花火もありですね!
生成された画像を見ることで、AIとはこうやって活用するのかとスッと理解できます!直方市の画像を使用し子どもたちがどんな呪文を唱えるか、そういったコンテストとかしたら面白そう』
今回の生成を好意的に受け止め新しい可能性にも言及してくださいました。元写真からどのように生成されるのか、ガチャ的な要素も界隈が盛り上がってる理由だと思います。
写真撮影は今を切り取ることができても未来を写すことはできません。写真とAIの共存という表現はおかしいかもしれませんが、このような写真の使い方も新しい試みなのではと感じました。新しい写真素材の使い方みたいな話でした。