山と共に生き、秘境と呼ばれた〜平湯温泉とは

山と共に生き、秘境と呼ばれた〜平湯温泉とは

秘境として紹介されることもある自然豊かな温泉郷「平湯温泉」の魅力について、平湯温泉とはどのような街なのか、何をしている街なのかを紹介。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷の1つが平湯温泉。 長野県松本市との県境に位置し北アルプスの中央に位置することから「北アルプスの十字路」と呼ばれている。 秘境として紹介されることもある自然豊かな温泉郷。新宿からバスで1本で来れるアクセスの良さがあるため、岐阜の温泉を楽しみたい人にとっては魅力的な温泉地だ。

平湯温泉とはどのような街なのか、何をしている街なのかを知ることで現地での楽しみ方は倍増する。

槍ヶ岳・穂高岳の登山拠点

平湯温泉はどのような人にとって魅力的な温泉なのか。登山者が筆頭であることは間違いない。 なぜなら「いつかは登りたい山ランキング」で1位になることが多い槍ヶ岳と奥穂高岳の登山拠点地であるからだ。

奥丸山から望む北アルプス槍ヶ岳と槍ヶ岳山荘のフリー素材

関西方面からアクセスする最寄りの北アルプスは岐阜側の飛騨山脈(北アルプス)。自動車でアクセスすると必ず平湯温泉を経由して上高地や新穂高に向かうことになる。 岐阜側から槍ヶ岳や穂高岳に登る登山者の交通のハブになっているのが平湯温泉である。

上高地・乗鞍岳をきっかけに山を好きになって欲しい平湯温泉に来る人は自然を求めてくる人が多い。 主な観光名所は上高地・乗鞍岳・新穂高ロープウェイの3つ。そのどれもが山の美しさを知ることができる。

上高地

秋の上高地・梓川と穂高連峰のフリー素材

東京から日帰りツアーがあるほどの山岳景勝地であり山岳リゾートとも呼ばれている。澄み切った清流の梓川の向こうある穂高岳の貫禄に誰もが胸を打たれ、自然の素晴らしさを知ることができる。

マイカー規制のため交通手段はバスの利用となる。平湯温泉すべての宿泊施設から徒歩5分以内にある平湯バスターミナルからバスで20分程でアクセスすることができる。

--乗鞍岳

平湯バスターミナルからバスで乗鞍スカイラインに入り、標高2,700mの畳平まで行くことができ山頂の剣ヶ峰まで300mほど登山道を登ればたどり着くことができる。北アルプスの3,000m峰であることから服装はしっかりとした登山ウェアが必須だが「日本一楽に登れる北アルプス3,000m峰」と言われている。

畳平から徒歩で標高100mほど下った場所に【平湯温泉下山口】がある。 ここから稜線を歩き平湯温泉街まで下ってくることができる。この登山道は乗鞍新登山道と呼ばれている。 

--新穂高ロープウェイ

標高2,156mの西穂高口駅まで行くことができ、展望台から北アルプスを一望することができる。その魅力が最大になるのが冬。新穂高ロープウェイは通年営業しているのだ。

登山経験が豊富な人でしか立ち入れない冬の北アルプスの凛とした空気でしか味わえない透明度が高く澄み渡る絶景を気軽に楽しむことができる。

自然を求める人にとっての極上の環境が平湯温泉には揃っている。「登山はキツイ」と思っている人でも自然と触れ合うだけならば気軽に行くことができる。それをきっかけとして山の素晴らしさを知ってもらい、いつかは登山に魅力を感じてもらえるになってほしい。

すべての宿が源泉かけ流し。温泉で登山やハイキング疲れを癒やして欲しい

平湯温泉は北アルプスに挑むクライマーから、 癒やしを求めて山の大自然を求めてくる人まで、より素晴らし体験をしてもらえるような取り組みをしている。

登山者に特化した街と思われそうな平湯温泉。しかしその根本になるのはすべての旅館が源泉かけ流しの温泉と露天風呂を持っているという温泉街としての誇り。

豊かすぎる源泉を出し惜しみなく注ぎ込み平湯館の岩露天風呂のフリー素材

じゃらん2015年度温泉地満足度ランキング日本一、口コミ平均得点全国2位を獲得した奥飛騨温泉郷の中でもっとも標高の高い1,300mに位置する街が平湯温泉なのだ。

北アルプスの中央に位置する平湯温泉にしかない山との触れ合い、身体を動かした心地よい疲労を自慢の源泉かけ流しの温泉と飛騨牛や地産地消の料理で癒やして欲しい。温泉と山を含めた「平湯」という地を愛する人が増えて欲しい。それは2016年からスタートした新事業「乗鞍新登山道整備」の取り組みからも、その理念を感じる。

登山道整備の様子

乗鞍岳への古い登山道を復活させよう! 平湯温泉観光協会がクラウドファンディングで登山道整備の資金集めを実施中。 - ヤマケイオンライン / 山と溪谷社

湧出量日本3位の豊富な湯量

奥飛騨温泉郷は露天風呂の数が日本一であることに加えて湧出量が日本3位。街のあちこちに下船かけ流しの無料足湯があります。街のあちこちに温泉があることから冬になると街の中が湯けむりに包まれます。

飛騨山脈に囲まれた雪深い温泉地平湯温泉の民俗館のフリー素材

限りなく天然に近い「平湯民俗館」の源泉かけ流し露天風呂のフリー素材

平湯温泉一の秘境感あふれる露天風呂。平湯民俗館 | 平湯温泉-山岳温泉郷-ぱくたそ公式サイト

飛騨牛と朴葉味噌などの郷土料理

飛騨ふぐと飛騨牛の贅の極み(料理宿栄太郎)のフリー素材

炭火と朴葉でA5ランク飛騨牛ステーキを焼き上げるのフリー素材

奥飛騨温泉郷平湯温泉は北アルプスの深い山の中。地産の山菜を目当てに訪れる旅行客も多い。

山岳地特有郷土料理として朴葉味噌がある。 交通の便が悪かった昔、食材の長期保存が必要であった先人の知恵の結晶だ。現在ではご飯のおかずにするなど、旅館ごとに独自の味付けで作られている。

奥飛騨の朝食の定番! ご飯のおとも朴葉味噌のフリー素材

飛騨焜炉を使用し、朴葉の上で味噌を焼くことで食欲をそそる芳醇な香りが立ち上り、旨味がのった味噌を白米と主に食す。

美味いものを腹いっぱい、こだわりのA5飛騨牛ステーキ。栄太郎の夕食 | 平湯温泉-山岳温泉郷-ぱくたそ公式サイト

平湯温泉までのアクセス

バスタ新宿

関東からお越しの方
【バス】バスタ新宿からバスに乗車「平湯温泉」で下車
高山・平湯温泉~新宿線|高速バス | 濃飛バス公式サイト

【電車】新宿 ― 松本 ―バスに乗車【平湯温泉】で下車
【車】中央道松本IC ― R158 ― 平湯温泉

関西からお越しの方
【バス】バスタ新宿からバスに乗車「平湯温泉」で下車
【電車】新大阪― 名古屋 ― 高山 ― バスに乗車【平湯温泉】で下車
【車】名神または東名高速 ― 一宮JCT ― 東海北陸道 ― 高山I.C ― R158 ―平湯温泉

平湯温泉のロゴマーク

平湯温泉ロゴマーク

平湯温泉のロゴマークはDICグラフィックスとの共同制作で作られている。 メインカラーは日本の伝統色「紺碧」。これは春夏秋冬を問わず登山者の心を打つ、登頂した山頂から見上げる空の色を意味している。

ロゴについて【平湯温泉観光協会】

そして平湯温泉のロゴマークを分解すると。山と温泉になる。 山を支えるように温泉を配置し「山を愛するすべての人達を支え、癒やす存在でありたい」という想いを形にしている。

山を眺めて癒やされたいひと、過酷な北アルプスに挑むひと、そんなひとたちを温泉地としてできることで支え、最高の体験にして欲しい。それが平湯温泉が目指し、取り組み、形にしている「今」である。

山岳温泉豪平湯温泉の魅力

平湯温泉から登る北アルプスの名峰 平湯温泉から登る北アルプスの名峰 | 平湯温泉-山岳温泉郷

北アルプスの名峰の登山拠点地であり、登山愛好家を始め山岳の自然を求める人が訪れる秘境の温泉街。北アルプスの十字路と呼ばれる山岳温泉郷平湯温泉は、北アルプス登山拠点地として多くの登山者が訪れる。奥穂高岳・槍ヶ岳、上高地・涸沢カール・乗鞍岳の名峰の魅力をお伝えします。

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山々と湯に抱かれ癒され、大地の恵みである山菜や岩魚、飛騨牛に舌鼓をうつ。喧騒を忘れたゆっくりとした時間を楽しむことができる。散策で上高地や乗鞍岳。登山で飛騨山脈。山を愛する全ての人の心を満たす山岳温泉郷平湯温泉。