確認していますか?フリー素材サイトの利用規約とCC0の注意点

確認していますか?フリー素材サイトの利用規約とCC0の注意点

こんにちは、フリーランスのすしぱくです!('A')ノ

ぱくたそを運営して5年目になります!

最近、「フリー素材」を使った、コンテンツマーケティングをする会社さんが増えましたね。業界が盛り上がるので歓迎しながら、手法を変えて挑んでくる姿にインターネッツ面白いと感じる一方、アホかよと心配になるケースも多々あります。

憤りの感想としては以上なんですが、せっかくなのでそんな事例を紹介しながらフリー素材ライフを楽しめる記事を書いてみました。

フリー素材をPRに活用するケース

フリー」という言葉のインパクトは、PV数の添加剤と言えるくらい大きなワードです。

しかし、100万枚使われても1円にもならないフリー素材で、そこからマネタイズするのは本気で難しいわけで、ぱくたそも未だにたどり着けていない多分一生の課題かと思っております。

そんな「フリー素材」のインパクトに便乗して

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「わたしたちフリー素材です」

と表現する人たちが増えたのは、業界にとっては素晴らしく喜ばしいことです。


2015年は数々の受賞歴で一世を風靡した某フリー素材アイドルとか、
社員の写真利用をアダルトサイトにまで許可する某社とか
twitterの写真は全てフリー素材とうたう芸人とか、

フリー素材になる敷居は下がってきているのだなっと感じます。特に資格もありませんしね。

その一方で、フリー素材になるという覚悟が足らなすぎて心配になるケースもあります。

「初のフリー素材タレント!」っと発してた某アイドルに対して、広報の大川さんが

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初のフリー素材タレントは足成さんの飯田氏だろ!

と指摘してから、しれっとタレントからアイドルに変更していたのを知っている人は少ないはずです。

このように、その業界で活動するのなら下調べは最低限の礼儀です。んで、ウェブライダー社の松尾さんは下記のようにツイートしています。

フリー素材でアワード受賞しているのに、フリー素材トークがまったく出来ないってどういうことなのか、僕としては疑問なんですが、それは今後知識を増やしていただくとして、フリー素材たるもの利用者第一に考える事が必須だと思っています。

フリー素材なのに使用期限がある

写真素材に期限があったら使いますか?

僕はカメラマンとして、例えば観光用のポスターにモデルを被写体にした場合、掲載期間(使用期限)のライセンス料を支払う契約があります。あくまでも、その成果物のみの案件ですから写真素材ではありません。

では、フリー素材で期限があるとどうなるのでしょうか?

今までブログのアイキャッチに使ってきたサイトは全て差し替えなくてはなりません。店頭のポップや看板などに利用した場合、すべて回収するには相当なコストがかかります。また、期限が切れたまま使い続けた場合、配布側から賠償請求される可能性もあります。

このタダ程怖いものは無いと言わざるを得ない使用期限には注意が必要です。(ちなみにぱくたそは、永劫使えます。使用期限を出すくらいならサイト閉鎖します。)

※「MIKA☆RIKA」は2015年12月31日以降はロゴをつけることが必須で、ロゴをつけても2017年12月31日までしか利用できないため、「フリー素材」とは呼べないと判断しているので掲載していません。

【2015年】フリー写真素材サイトまとめ|国内42サイト & 海外102サイト | 男子ハック

フリー素材なのに有料化

フリー素材は無料です

メインコンテンツとなる写真素材を無料で利用できるのが特徴です。

冒頭でも書きましたが、フリー素材は100万枚使われても1円にもなりません。だから、運営するのは相当な覚悟が必要です。画像を取り扱うわけですから、高負荷でも落ちないサーバー、バックエンド(インフラ)を設備するのにコストは莫大、外注したら月に三桁万は飛ぶと思います。


そうなると必然にどこからかその運営コストを回収する必要が出るわけです。

そのひとつとして、フリー素材サイトが一部有料素材を販売するケースがあげられます。

多く導入されているのが写真の高解像度版は有料に踏み切るパターンですね。

・低解像度は1枚なら無料
・高解像度は有料

こんな感じ、

有名どころのサイトとしては、モデルピースさんや、写真ACさん、が顕著ですね。他にも無料の中に、有料素材をサムネイルに含めたサイト(某ストックフォトのプラグイン)も増えてきており、皆さん運営するのが厳しいと感じます。

フリー素材サイトと言えるのか?

その先、どこを目指しているのかわかりませんが、有料で販売するということは、フリー素材サイトではなく有料素材サイトです。ましてや有料素材サイトさんには圧倒的に負ける(品質とサポート対応)ので、なぜ同じ土俵に立とうとしているのかさえ僕としては疑問です。

ちなみに某有料素材サイトさんにフリー素材サイトの有料化について話を聞いたんですが、「相手にすらしていない」と言われており、脅威とも思っていませんでした。('A')


んで、デザイナーでもある僕が何を言いたいかと言うと、「どこのフリー素材サイトも、そのうち有料化してしまうのではないか」、と疑心暗鬼になる事が本当に嫌です。


業界の質下げるのでやめて欲しいです。

そもそもフリー素材サイトと紹介されてきた被リンクのまま、フリー素材とうたって販売をつづけている現状は、本当に残念です。

規約がないし大丈夫なのか


きちんとした規約もないのに、「我、フリー素材なり」 と発言する方も増えましたね。

突然使用を禁止したいと思うかもしれない。
アダルトOKだからといって、実は政治宗教とかの利用は名誉毀損で内容証明が届くかもしれない。

そういったリスクは、利用者側も周知しておかなくてはならないし、モデル側も責任を持たなくてはいけないのですよ。

ここで広報の大川さんから

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ユーモアのあるフリー素材は遊園地のアトラクションみたいなもので、利用規約という安全装置があるから安心して使えるんですよね。アダルトサイトOKみたいな命綱もなんにもないアトラクションを用意したって、危なっかしくて誰も使いませんよ。事故った場合、誰が責任取らなきゃいけないかよく考えて行動しろっつーの。

数字が伸びなくて大変なのはわかるけど、苦しいときこそ初心忘るべからずだっつーの。


フリー素材で、利用者を巻き込んでいると自覚するべき

自分の写真を公開した時点で誰にでも使われてしまうリスクがあります。それが個人活動している子であれば、不正利用は自分で対処しなくてはなりません。モデルリリースの契約をしている素材サイトはそれらの責任をもって対処していくので、使われる頻度は異なりますが、フリー素材のモデルの方がよっぽど安心ではないかと考えています。


僕は、「フリー素材のモデルになりたい」という人に、まず最初に案内する内容として

「フリー素材で人生が変わってしまうかもしれない、その責任は僕は取れません」

いい意味でも、わるい意味でも、そのくらいの覚悟で望んでくれるからこそ、僕は全力でサポートするし、責任をもってフリー素材になっていただく契約を結んでいるわけですね。

なので、写真素材サイト側ももっと責任を持って欲しいと思うんです。('A')

某所のコスプレイヤーの写真を顔にモザイクなしのままフリー素材として配布しているサイトがあります。その写真がまんまFacebook広告に使われていたんですけど、あれ絶対にあかんやつですよね?エゴサーチすると意外と利用者が多いので大変なことになるのではないかと心配になります。絶対に使ってはいけませんね。

CC0(パブリックドメイン)の闇


パブリックドメインの権利については、朽木さんの記事がわかりやすいので割愛するとして、

メディア関係者が著作権について考えるときに読むべきウェブサイト・ブログ記事15選 - あまのじゃく日記

要は権利が切れたり放棄しているから、好きに使ってもいいよというやつなんですね。





CC0だと国内よりも海外サイトが目立ちますね、主にFlickrからCCゼロをAPIで取得して検索するタイプ。きちんと写真家が撮影したのもありますが、海外だけに規約はさっぱりわかりません。ちなみに僕が調べた限りだと、ものすごく有名な写真家の写真がFlickrにアップされていてそれがCCゼロ表記になっており、横断検索でひっかかって出てきます

次に、CC0はカメラマンないし写真を公開した人の権利が放棄されただけであり、きちんとモデルリリースが取得されているのかまでは不明です。普通にコ●コーラの水がほとばしっているやつとか、ネズミーランドの写真がアップされていますが、撮った自分は権利放棄しただけなので、被写体の権利者から指摘されるかもしれない罠もあります。

そのようなサイトに偶然、僕の写真(ぱくたそで公開している写真)が登録されていたので、これは絶対に利用してはならないやつだと思っております。


というわけで、CC0だからといって何でも使えるとは言いがたいので、本当に気をつけてください。ある程度のクオリティを求めるなら、きちんと管理されているフリー素材サイトもしくは、サポートがしっかりしている有料素材サイトを利用すべきです。

フリーと無料の違い

最初のコストの話に戻ってしまいますが、ネタ帳のyamadantさんのエントリーが的を得ていて面白かったので紹介します。

無料の表示に関する規制が必要だと思うのだけど|無料という名の有料*ホームページを作る人のネタ帳

ほんこれです。無料ってどこまで無料なのか定義しろって話。


なんだか最近、無料にしないとお客集まらないからっていう理由で、なんでもかんでも無料で売り込んでるけど、客と運営側の認識の違いは、たんなる運営側への不信感にしかならず、多くのレビューが大荒れしている理由なんじゃないかなと思うんだよなぁ。



僕もこの意見には賛成で、成果物にはなんらかの対価が必要です。ぱくたそでは、アドセンス広告を置かせていただいているのも運営上しかたがないからで、本当は外して速度向上したいですが難しいのです。

そのうえで、僕が思っているのは、フリーと無料の違いです。

ぱくたそで示しているフリーとは、
無料で自由に使える」という意味ですが、
無料で著作権も放棄している」と考える人がやはり多いですし、
基本無料で(一部有料)でもフリー素材」言われてるし、
有料素材の中にはロイヤリティフリーをフリー素材」と表示している所もあって、利用者は混乱しているんじゃないかなとも思っています。いい線引ができるようになるといいですね。

ってなわけで、2016年もまだまだ頑張れそうかなと思っております。フリー素材サイトを盛り上げられるよう頑張りますのでよろしくね。('A')ノ

すしぱく

ぱくたその運営管理人です!('A')ノ 楽しければいいいのですよ。