2023年の年間でアクセス数・ダウンロード数が多かった人気の写真素材をまとめまし...
当サイト「ぱくたそ」では、「商用利用可能」という表現を使っています。について、一般の社会人がどれくらいこの表現を理解しているかTwitter上で調査したところ、「商品に使用して販売しても問題ない」という認識が6割以上に上りました。
「商用利用可能」は、商業活動の中で素材を利用できることを示す言葉です。したがって、上記の認識は基本的に間違っていません。ただし、著作権が放棄されている(CC0やパブリックドメイン)素材以外の「商用利用可能」な素材については、提供元のサービスによって利用の範囲やルールが設定されていることが一般的です。
「ぱくたそ」では、「商用利用」の中でも「商品化利用」を禁止しています。具体的な内容については、以下にブログ「ぱくたその素材をそのまま販売してはいけません」の一部を引用してご紹介いたします。
ぱくたその写真素材をそのままの状態で商品にして販売することはできません。商用利用可能ですが、商品化可能ではありません。利用規約にも書いているとおり写真素材をそのままの状態で販売されてしまうと、企業の収益のために無償で写真を提供することになってしまいます。これは、ぱくたそがフリー素材の利用として認めている使用許諾範疇を超えた利用となります。
クレジットをつけたとしても写真自体が商品となるものへの使用はできません。これまで、カレンダー、ポストカード、写真集、ポスター、グッズ、などで利用されてきました。
フリー素材は無償で利用可能であり、それがコスト削減に繋がるというのは喜ばしいことです。しかし、そのまま販売されてしまうと、「フリー素材」ではなく「フリー写真」という形になってしまい、結果として私たちが提供している写真が企業の収益のために無料で利用されてしまいます。
これこそが私たち「ぱくたそ」が定める「商用利用」のルールです。無償で提供する素材がそのままの形で再販されることを防ぎつつ、広範に活用できる空間を提供することを規定しています。
例えば、イラストのフリー素材である「いらすとや」さんの利用規定には、
当サイトで配布している素材は規約の範囲内であれば、個人、法人、商用、非商用問わず無料でご利用頂けます。「よくあるご質問」に詳しく記載しておりますのでご利用の前に一度ご確認ください。 ~ 中略 ~
以下の場合、有償にて対応させていただきます。メニューの「お問合せ」からご連絡下さい。素材を21点以上使った商用デザイン(重複はまとめて1点)素材の高解像度データの作成(高解像度イラストのサンプル)
商用デザインに素材を21点以上使用する場合には有料になると「いらすとや」さんでは明示されています。この理由は、「いらすとや」さんが配布するイラスト素材は「ぱくたそ」の写真とは異なり、無加工のものを単体で使用することが多く、使用点数が多いと「素材」ではなく「作品」になってしまう可能性があるからです。
しかし、「ぱくたそ」ではそのような規定は設けていません。「ぱくたそ」の写真は、サイト上でトリミング機能が提供されていたり、コラージュ作品などへの利用が可能であることから、加工を前提とした「素材」としての位置づけが強いです。そのため、「素材」をそのままの状態で販売することを禁止しています。
「いらすとや」さんのように、一部の利用方法についてライセンス料を支払うことで利用できる方法は、多くの有料素材サイトで採用されています。例えば、アマナイメージでは、ロイヤリティフリーエクストラライセンス料金として、デジタルコンテンツや配信サービス、販売商品のロット数ごとに料金設定が行われています。
「商用利用可能」の表記があっても、サービスによって定義する内容は異なります。商用であるからといってどのような目的でも利用可能とは限らず、他のサービスで利用可能であったとしても、同様に別のサービスでも利用可能とは限りません。したがって、素材を利用する際には、各サービスの利用規約を確認し、適切に利用することが重要です。