ぱくたその運営管理人のすしぱくです。

2018年下旬頃、「ぱくたそ」で配布している写真素材の一部が、同業の写真素材サイト大手「Shutterstock」社のサービス上で販売されている記事を2019年2月3日に公開しました。

不正販売された写真に対して行った対応と現状について[2/6 追記あり]|無料の写真素材はフリー素材のぱくたそ

追記のとおり、不正販売を行っていたアカウント(不正販売者)と写真素材は、サイト上から閲覧できない状態になっています。この状況について、不正販売者への今後の対応と該当する写真の件を質問しているのですが、残念ながら2019年3月4日以降、進捗を確認するも返事がいただけていません。

ついては、ここまでの「Shutterstock」社とのやりとりを公表します。

余談ですが、記事公開後に私どもと同じく不正利用されていたクリエイター様、大手プロダクトメーカー様、法律関係の方から詳しいお話やご助言等をいただきました。あらためて、この場をかりてお礼申し上げます。当方は、「写真素材は危ない」「怖くて使えない」と思われてしまう事はむしろデメリットでしかなく、この記事を通じて、業界が是正されてよくなることを望んでいます。

不正販売されていた写真リスト

前回の記事を公開してすぐ「Shutterstock」社で不正に販売されていた写真が突如閲覧できなくなりました。ちょうど、Yahoo!ニュースJcastニュースに取り上げられた直後です。事前に経緯の説明もなく閲覧できない状態になったので、その理由を確認したところ

更なるダウンロードを防ぐため、応急処置として不正使用と考えられるアカウントを特定し、削除しました。

という返事でした。不正販売していたアカウントには、多くの枚数が掲載されていて、その中には当方以外の写真やイラストも含まれていました。不正販売されている写真だけを探し出すのは時間もかかるため、説明もなく閲覧できない状態になってしまうと一体どの写真がどれくらい不正販売されていたのか分からない状態でした。

「Shutterstock」社のWebサイト上には、

あらゆるプロジェクトに対応。画像はすべて安心できるライセンスで利用できます。」「あらゆるプロジェクトに安心して使用できるライセンス手続き済み画像を提供

と明記しているので、

2019-04-27_20h11_45.jpg

Shutterstockは、不正販売している写真がどれだか把握しているはずだと調査を依頼しますが、それは難しいと断られてしまい、不正販売者の写真のリスト(CSV)が送られてきます。

2019-04-27_20h05_58.jpg


このリストには、日付、ID、サムネイルのURLが4000行もありました。

画像を確認したところ、日付がぱくたそを立ち上げる前のものだったり、関係のない他の写真だったりと、すべてぱくたその写真ではなく、該当する写真のURLを開くと

-250nw-601979396.jpg

縦横の画像サイズが最大で250px と非常に小さい(低解像度)サムネイルでした。これでは、当方の写真だと確認するのが難しく、もっと大きい画像を送ってほしいと伝えますが、これ以上のサイズは提出することができないと言われてしまいます。

本当にこれ以上のサイズはないのかと、他の写真素材の大きめのプレビューの写真IDの部分を該当の写真IDと差し替えるなどをしたところ

601979396.jpg

上記、ウォーターマークが入っていますが、サムネイル画像よりも大きいサイズの画像が「Shutterstock」のサイト上にありました。この件については、明確な回答はなく、リストから該当の写真IDを確定し次第、この写真も削除するという返答でした。

ちなみに、この写真は、僕が撮影した、丸く弾けた花火 ぱくたそオリジナルの写真素材です。


4000行の写真リストから小さいサムネイル画像をひとつひとつ確認し、IDを通知してほしいという「Shutterstock」社の要望は、そもそもサイト上で「安心して使用できるライセンス済み画像を提供」するサービスだと謳っているのにも関わらず、その商品性の確認作業を当方に負担させようとしていることに疑問を感じ、「Shutterstock」社が確認できないのであれば、不正販売したアカウントに、どのIDの写真をぱくたそからダウンロードを行ったのか確認してほしいと要望を行いました。

それが難しい場合は、当方運営関係者らと共同で確認作業をする必要があり、工数分の実費費用を請求したいと連絡をしましたが、未だに回答はありません

写真素材の不正販売者情報と賠償について


不正販売のアカウントおよび、その詳細について確認は可能か「Shutterstock」社に連絡したところ下記の返答がありました。

貴社から該当者と思われる方に質問状を送り、返信がありました。
該当者曰く、Pakutaso様の利用規定を確認し、Pakutaso様のコンテンツをダウンロードして、Shutterstockで再販しても良いという認識だったとのことです。該当者は、Pakutaso様の利用規定を間違って認識していたことを謝罪しており、該当の画像を再販して得たロイヤリティーについてはPakutaso様に賠償する意思があるとのことです。弊社では、この該当者の氏名と連絡先を提供する用意があります。


不正販売者が実在したこと、不正販売したと謝罪していること、賠償する意思があることが確認できました。もしも、不正販売者が賠償を拒んだ場合、泣き寝入りになる可能性が高いため、そのような場合があったらどのように対応してもらえるのか確認したところ
賠償については、万が一投稿者が賠償を拒んだ場合、Pakutaso様と弊社間で和解の道を協議させて頂ければと思います

「Shutterstock」社が責任を持って対応してくださるとの連絡をいただきました。この不正販売者は、海外に在住しているであろう人物のため、4000行の確認作業を当方負担で行われる場合は、直接不正販売者に請求することは、言語の違い等の問題もあり、「Shutterstock」社経で和解したいことを伝えますが、未だに回答はありません

次に、実売された写真の取扱について確認したところ下記の返答がありました。
不正使用された画像を購入したお客様と協議し、返金を進めていく予定です。投稿された画像を一つでもライセンスしているお客様には、弊社から、購入画像が著作権違反の可能性が高い旨の通知をお送りします。

返金も通知もプラットフォーム側の責任で当然な対応だと思いますが、前回の記事でも指摘したように、すでに「Shutterstock」社のクレジットを入れて使用されており、それらの対応については回答はありません。

その他に、再発防止の対策についても質問をしていますが、明確な回答は未だいただけていません。

以上、この記事を執筆している間も音沙汰はなく、こちらから確認のメールを継続的に送っていますが無視され続けています。また、詳しく見ていませんが、寄稿者への規約が変更されているようです。今後も引き続き、著作物の確認、再発防止、和解の件について対応を行っていく次第です。